「左右差」を無視してバランス力アップ!

運動能力を高めたければ、左右差は無視してください。

なぜこんな話をするかというと、、、

実は左右のバランスを整えることなく、運動能力を向上させる方法が存在するからです。


[左右差を無視する理由]

✅理由1
人の感覚には左右差がある


私たち人間には大きく分けて3つの感覚が存在します。

1. 特殊感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)
2. 体性感覚(皮膚や筋肉、関節からの感覚)
3. 内臓感覚

特に視覚は私たちの感覚の中で83%を占めており、バランス感覚に大きく影響を与えています。

実際に片足立ちをする際に目を閉じるとバランスをとるのが難しくなりますよね。これは視覚情報がバランスを保つ上で非常に重要であることを示しています。

しかしながら、人によって視覚の左右差は存在します。そして、それは変えることができないのです。


✅理由2
パラアスリートのバランス能力

パラアスリートの中には視覚や聴覚の不全、四肢の欠損や機能不全を持つ方がいます。

しかし彼らは私たちよりも優れたバランス能力を持っていることが多いのです。

これは、体性感覚が大きく関係しています。私たちは五感に頼らずとも、体の内側でバランスを取るためにどのように動かすべきかをこの体性感覚を通じて知ることができるのです。


✅理由3
左右差を整えても体性感覚は鍛えられない

体性感覚は筋肉の収縮や骨の動きを通じて得られる感覚です。
この感覚を通じて、どの筋肉をどの程度収縮すれば、どのような身体の状態になるのかを脳が理解するのです。

このプロセスを無意識で行う状態を「体性感覚的意識(身体意識)」と呼びます。

パラアスリートやトップアスリートはこの「体性感覚的意識(身体意識)」が発達しているため、バランス能力テストで高得点を叩き出すことができます。


では、バランス能力を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?

その答えは簡単、「身体を動かすこと」です。

ただし、闇雲に身体を動かしても効果は限定的です。
ポイントは「柔らかく動かすこと」。

身体を動かす方向には2つあって、柔らかく動かす方向と固めながら動かす方向があります。
肩,腕の動きを体性感覚から柔らかくするワークを一つ紹介します。
動画でチェック

柔らかく動かすことで、自然とバランス能力が向上していきます。
今日からぜひ、意識してみてください!

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山川公平

体軸セラピスト養成®︎育成講師
体幹パーソナルトレーナー講師
体軸ピラティス監修
KYS整体代表

私自身が怪我や痛みに悩んだこともあり、
それを克服するために様々な知識や技術を学び、試してきました。
その中で本当に良かったもの、
身体に効果があったものだけを精査し、鍛錬してきました。

・日常生活から楽になりたい。
・趣味に没頭できるようになりたい。
・現役で活動できる期間を長くしたい。

そのための身体の向上を目指し、
毎年身体を革新し続け、
成長の喜びを分かち合っていきたいと思っています。

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