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頭が体幹よりも前にあると、、、
首が凝りやすい。頭痛になりやすい。疲れ目になりやすい。

という問題が起きやすいです。


私たちの頭の重さは体重の10%と言われていますが、大体5,6キロくらいです。


6キロだと2リットルペットボトル3本分。頭が前に出ている方はそれを首の筋肉だけで長時間支えています。。


そして前に倒れた頭を戻そうと、後ろに戻してバランスを取ります。


しかし、首回りは頭を支えるために緊張して固まって動きません。


そこで、顎を上げて、後頭部を後ろに倒します。その時の動きの支点は頭の付け根に当たる頸椎1番,2番になります。



この1,2番は頭のバランス調整に関係するのと、頭に繋がる血管が通る場所なので、血行不良が起きやすくなります。



また、後頭部の下は後頭下筋群があり、これらの筋肉が緊張すると、後頭骨が歪みやすくなります。後頭骨は頭蓋骨の内側で蝶形骨とつながります。蝶形骨は目の奥にまであり、目と関係する血管や筋肉とも関係があります。


このように、首こり、頭痛、眼精疲労は繋がっています。


整体に行くと、それぞれの原因となる筋肉をほぐしたり骨を動かしたりして調整をしていきます。


ですが本当の原因は姿勢の崩れによる支点のズレです。


いくら調整しても、その時は良くなりますが、支点がズレたままであれば、同じ問題か、それと関連する問題が表れます。


頭を支える支点は頸椎1,2番ではなく頸椎7番を使って支えてあげると、首周りの余計な緊張がなくなり首こりから始まる問題が解消されやすくなりますよ。


[首の支点を増やすワーク]

固まった頸椎を動かして、首周りの緊張を取りつつ、頸椎7番まで支点を動かせるようにします。
動画


[頸椎7番の支点を作るワーク]

頭、首を動かす際に頸椎7番を使うクセをつけるようにします。
動画


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山川公平

体軸セラピスト養成®︎育成講師

体幹パーソナルトレーナー講師
体軸ピラティス監修
KYS整体代表


私自身が怪我や痛みに悩んだこともあり、それを克服するために様々な知識や技術を学び、試してきました。その中で本当に良かったもの、身体に効果があったものだけを精査し、鍛錬してきました。


・日常生活から楽になりたい。
・趣味に没頭できるようになりたい。
・現役で活動できる期間を長くしたい。


そのための身体の向上を目指し、毎年身体を革新し続け、成長の喜びを分かち合っていきたいと思っています。


山川のインスタはこちら

運動能力を高めたければ、左右差は無視してください。

なぜこんな話をするかというと、、、

実は左右のバランスを整えることなく、運動能力を向上させる方法が存在するからです。


[左右差を無視する理由]

✅理由1
人の感覚には左右差がある


私たち人間には大きく分けて3つの感覚が存在します。

1. 特殊感覚(視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚)
2. 体性感覚(皮膚や筋肉、関節からの感覚)
3. 内臓感覚

特に視覚は私たちの感覚の中で83%を占めており、バランス感覚に大きく影響を与えています。

実際に片足立ちをする際に目を閉じるとバランスをとるのが難しくなりますよね。これは視覚情報がバランスを保つ上で非常に重要であることを示しています。

しかしながら、人によって視覚の左右差は存在します。そして、それは変えることができないのです。


✅理由2
パラアスリートのバランス能力

パラアスリートの中には視覚や聴覚の不全、四肢の欠損や機能不全を持つ方がいます。

しかし彼らは私たちよりも優れたバランス能力を持っていることが多いのです。

これは、体性感覚が大きく関係しています。私たちは五感に頼らずとも、体の内側でバランスを取るためにどのように動かすべきかをこの体性感覚を通じて知ることができるのです。


✅理由3
左右差を整えても体性感覚は鍛えられない

体性感覚は筋肉の収縮や骨の動きを通じて得られる感覚です。
この感覚を通じて、どの筋肉をどの程度収縮すれば、どのような身体の状態になるのかを脳が理解するのです。

このプロセスを無意識で行う状態を「体性感覚的意識(身体意識)」と呼びます。

パラアスリートやトップアスリートはこの「体性感覚的意識(身体意識)」が発達しているため、バランス能力テストで高得点を叩き出すことができます。


では、バランス能力を高めるにはどうすれば良いのでしょうか?

その答えは簡単、「身体を動かすこと」です。

ただし、闇雲に身体を動かしても効果は限定的です。
ポイントは「柔らかく動かすこと」。

身体を動かす方向には2つあって、柔らかく動かす方向と固めながら動かす方向があります。
肩,腕の動きを体性感覚から柔らかくするワークを一つ紹介します。
動画でチェック

柔らかく動かすことで、自然とバランス能力が向上していきます。
今日からぜひ、意識してみてください!

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山川公平

体軸セラピスト養成®︎育成講師
体幹パーソナルトレーナー講師
体軸ピラティス監修
KYS整体代表

私自身が怪我や痛みに悩んだこともあり、
それを克服するために様々な知識や技術を学び、試してきました。
その中で本当に良かったもの、
身体に効果があったものだけを精査し、鍛錬してきました。

・日常生活から楽になりたい。
・趣味に没頭できるようになりたい。
・現役で活動できる期間を長くしたい。

そのための身体の向上を目指し、
毎年身体を革新し続け、
成長の喜びを分かち合っていきたいと思っています。

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「肩が上がらなくなっちゃった」


50代の歯科医師の方で、左腕を90度まで持ち上げると肩の外側に痛みが走り、それ以上は痛くて上げられない。


整骨院に行ったら、90度まで上げた時に筋肉が神経を圧迫してるから痛みが出ていると言われたらしい。


でも、整骨院に行っても腕が上がっていない患者が目の前にいる。


触診してみると、確かに左肩が張っていて、肩峰部分にシコリがある。
おそらく過緊張によるインピンジメントだろうなと予測を立てつつも、うつ伏せになってもらいTLで鑑定する。


・左第2肋骨の捻れ
・腰椎9番の捻れと緊張
・頚椎2番の歪み


これらを整えると肩首周りの緊張が取れてきた。


その後仰向けで肩の動きを誘導すると、90度少し超えたあたりで痛みが出る。そこで「状態」の調整から「動作」の調整目的でTLで鑑定した。


すると、左大腰筋のエラーがあり、圧迫を加えながら誘導してみると肩が一気に上がるようになってきた。


先天性の下肢障害があるので、リリースしすぎると立てないリスクもあるので、必要最低限のリリースを行ったら耳の横まで腕が動くようになった。


最後に起き上がって確認してもらっても外転でも屈曲でも耳の横まで自力で挙げられるようになった。この方ができるセルフケアを伝えたから、おそらく問題ないだろう。


ただ問題なのが、この方のパーソナルトレーナーが三角筋を鍛えるリハビリをするらしく、そのせいで再発しないことを願うばかりです。


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山川公平

体軸セラピスト養成®︎育成講師
体幹パーソナルトレーナー 講師
体軸ピラティス 監修
KYS整体代表


私自身が怪我や痛みに悩んだこともあり、
それを克服するために様々な知識や技術を学び、試してきました。
その中で本当に良かったもの、

身体に効果があったものだけを精査し、鍛錬してきました。

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そのための身体の向上を目指し、
毎年身体を革新し続け、
成長の喜びを分かち合っていきたいと思っています。

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立っているとき、ついつい無意識に身体が傾いて片脚荷重になっていませんか?
その原因…大腰筋にクセがあるかもしれません。


✅ 大腰筋の特性


大腰筋は腰椎〜大腿骨(小転子)に繋がっていて、左右に2本あります。

腰椎→大腿骨に向かって収縮すると、腰椎が前弯。
大腿骨→腰椎に向かって、股関節の屈曲。
片側だけ収縮すると、腰椎の回旋や側屈。
というように収縮の仕方一つ一つに効果が違います。

他にも、大腰筋が活性化していることで・姿勢の保持・重心のコントロール・腹圧や呼吸の機能向上などがあります。

そして体軸を通す上でも重要な筋肉の一つです。


✅ 大腰筋がつくる意識


身体意識は運動の習性から作られる体性感覚です。収縮パターンが多いと、そのクセから身体意識ができます。

腰椎→大腿骨の収縮だと、下+外方向への意識が強くなります。
この意識が強くなると、重心が下がり、安定感が強くなってブレにくくなります。

大腿骨→腰椎の収縮だと、上+内方向への意識が強くなります。
この意識が強くなると、重心が高くなり、鳩尾あたりでバランスをとって、軽快な動きができます。

大腰筋が両方使えているとこんな恩恵が得られますが、、、


✅ 大腰筋も悪さをする


左右両方使えていれば良いですが、片方だけが活性化していると、大腰筋でも悪さをします。

足を組んで座っている人は、上の足側が上方向、もう片方が下方向の意識ができます。

その意識ができてしまうと、立った時にも上下の意識はあるので、下方向側の片脚荷重姿勢になります。

この意識ができてしまうと、いくら座り方を変えたとしても立ち方の意識が作られているので姿勢は変わりません。


✅ 大腰筋を整えよう


なので、定期的に大腰筋を調整して筋肉のクセを整えていきましょう。


[片脚バランスチェック]

膝を股関節まで上げた片脚のバランスをします。
バランスは取りやすいけど上げにくい足があれば、今回の大腰筋のクセをすでに持っています。

(右大腰筋のパターン)
1、おへその穴から指4本分右外側の場所を探します。
2、両手の指先を重ね、息を吐きながらグーっとお腹の奥の方まで押します。
3、押したまま筋肉を上に引っ張るようにズラします。
4、2→3を数回繰り返したら片脚バランスチェックをします。

片脚荷重で立っている方は立ちやすさが変わったはずです。

これを定期的に行うことで立ち姿勢や身体の動きが変わるのでぜひ行ってみてください。

また、どちら側も問題ない方でも、大腰筋の意識を活性化できるのでぜひお試しください


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山川公平⁡

✔︎体軸セラピスト養成®︎育成講師
✔︎体幹パーソナルトレーナー 講師
✔︎体軸ピラティス 監修
✔︎KYS整体代表⁡

私自身が怪我や痛みに悩んだこともあり、それを克服するために様々な知識や技術を学び、試してきました。その中で本当に良かったもの、身体に効果があったものだけを精査し、鍛錬してきました。

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✅筋連結と筋連鎖の基本 


筋連結とは、筋肉と筋肉のつながりのことを言い、隣接する筋肉は筋膜・筋間中隔などの結合組織や互いの筋線維が交差しています。片方の筋肉が活動したとき、もう一方の筋肉にまで活動が伝達するのが筋連結の特性です。


筋連鎖とは、筋連結が連続して繋がっていることを言います。AとB、BとC、CとD、DとEという筋連結があった場合、Aの筋肉が活動したときに、B→C→D→EというようにAから離れた筋肉も連動して活動するのが筋連鎖です。


 

✅筋連鎖における「分散」のメカニズム


何か動作をするときには必ずその関節に関わる主動作筋Aが活動します。もしその主動作筋Aのみでその運動を行うとすると、Aの負担は100掛かります。

 

しかし、筋連結によって隣接する筋肉Bも活動するので、動作負担がA:80、B:20というように分散されます。

 

筋肉Bから連結する筋肉Cがあれば、A:60、B:30、C:10といった形でさらに主動作筋Aの負担が分散されます。

  

「分散」は、筋連鎖を通じて動作の負担が複数の筋肉に分散され、一つの筋肉に過度なストレスがかからないように調整されます。その結果、筋肉や関節への負担を減少させ、怪我のリスクを低減します。

 

また無駄な緊張がないため、運動パフォーマンスが最適化されていき、運動能力の向上にもつながります。

 

✅「分散」から「加算」へ

 

次に、「加算」は「分散」とは逆に、複数の筋肉が協力して一つの動作を強力にサポートする現象です。「分散」で使った例を使って説明します。単一の筋肉の筋出力を100とします。

 

筋連結A-Bの場合、動作負担はA:80、B:20のように分散されました。

 

Aには20の余力があり、その20を使った筋活動を行うと、A:100、B:40となり、140の力を使って運動をすることができます。

 

ですが一つの筋肉を100使うのはかなり負担が伴います。そこで筋連鎖が重要になります。

 

筋連鎖A-B-Cであれば、動作負担はA:60、B:30、C:10だったので、Aを60→80といった+20の筋出力に引き上げるとA:80、B:50、C:30となり、160の力を発揮することが可能になります。

 

 

このように「加算」は筋連鎖を通じて複数の筋肉が協調動作を行うことで、全体の筋出力が増加する現象です。 


単一の筋肉だけで行う動作よりも、より大きな力を発揮することで、より強力かつ効率的な動作が可能になります。

 

 

✅「分散加算」と「体軸」

 

筋連鎖を理解し活用することで、「分散」による負担の軽減と、「加算」による出力の増加をバランスよく手にすることができます。

 

ですが、ただ筋連鎖を使えば良いわけではありません。アウターマッスルの筋連鎖だけを使い続けることはお勧めしません。

 

特定の筋連鎖を使えると、動作に対してA-B-C-D-Eの筋連鎖と同時にA’-B’-C’-D’-E’の筋連鎖が活動します。

 

これによって分散加算をさらに活用できます。そのために必要なのが「体軸」です。

 

 

体軸を鍛えていくことは、筋連鎖による分散加算によって運動パフォーマンスの向上だけでなく、身体の安全性を保つ上でも極めて重要となります。

 

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山川公平⁡ 

✔︎体軸セラピスト養成®︎育成講師
✔︎体幹パーソナルトレーナー 講師
✔︎体軸ピラティス 監修
✔︎KYS整体代表⁡

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横隔膜の歪みと肩こり

皆さんはどっちが正解だと思いますか?

1、肩が凝るから呼吸が浅くなる。
2、呼吸が浅いから肩が凝る。

・・・
・・


答えは、2です。
もちろん1の方もいるんですが、
2の呼吸の浅さの方が圧倒的に多いです。

ですが、深呼吸をしたからといって
肩こりを解消できるかというと、
それも違います。


呼吸の浅さは横隔膜の歪んでいるから

横隔膜の歪みって聞き慣れないかもしれませんね。

横隔膜は肋骨の内側と背骨につく一枚の膜上の筋肉です。

そして、横隔膜の下には肝臓や胃、
上には肺や心臓といった臓器が
密接に関わっている筋肉でもあります。

そんな横隔膜の機能は呼吸運動なので、
横隔膜の収縮と弛緩によって吸う、吐くを繰り返しています。

横隔膜が固まると呼吸が浅くなります。
しかし、歪むとどうなるのか?
なぜ歪んでしまうのか?


横隔膜が歪む理由①:動きのクセ

横隔膜は肋骨と脊椎につきます。
つまり、骨格の状態に影響を受けやすい筋肉ということです。

歩く時、体幹が右に捩れやすい人は
胸郭全体が右に捩れやすくなっています。
その状態で呼吸を続けていると、
横隔膜は右回転方向に捻れていきます。

捩れのクセがついた横隔膜で呼吸を続けていると、
安静時であっても胸郭を右に捻ろうとします。

胸郭の捩れは肩甲骨をはじめとした肩関節にも影響し、
肩関節の捩れによってバランスを取ろうとします。

その結果、
肩周りの緊張が慢性的になって肩こりが完成します。


横隔膜が歪む理由②:内臓の疲労

横隔膜は内臓と密接に位置し、
横隔膜の下には肝臓や胃があります。

食べ過ぎて呼吸が苦しい…
なんて経験はありませんか?

収縮によって下制するはずの横隔膜が
胃の膨張によって下がらなくなっています。
なので、息が吸えないという状態になります。

他にも、飲み過ぎた翌日、顔がパンパン…
という日は肝臓もむくんでいます。

これも先ほどと同じように
横隔膜の運動を制限する要因の一つです。

胃が膨張していると横隔膜の左側が、
肝臓が膨張していると横隔膜の右側が下制しにくくなります。

その状態で呼吸を続けていると、
横隔膜の収縮に左右差が生まれます。
その左右差によって横隔膜が偏り、
胸郭の捻れ→肩の捻れ→肩こり
という流れがつくられます。


横隔膜を調整しよう

腹式呼吸を使います。

① 前を向いた姿勢で腹式呼吸
② 身体を右に捻って腹式呼吸
③ 身体を左に捻って腹式呼吸


もし、②か③が一番呼吸しやすかったら
あなたの横隔膜も捻れています。

②の方は右回転に、③の方は左回転に横隔膜が捻れています。

②の方は左肋骨弓(肋骨の一番下)を掴み、
左に捻るのと同時に掴んだ手を左にスライドさせます。
(③の方は逆パターンで行います)

何回か繰り返したら、
最初と同じように正面、右向き、左向きで腹式呼吸をします。

呼吸のしやすさ、変わってきましたか?

まだ捻れがある場合、
②の方は右肋骨弓を掴み、
手を左にスライドさせながら身体を左に捻ります。

(③は同様に逆パターン)


横隔膜の回転の歪みを左右から整えていくと、
どの向きでも呼吸がしやすくなったはずです。

胸郭のバランスが整ってくるので、
肩周りの緊張も軽くなっていませんか?

横隔膜は無意識でずっと使っている筋肉です。
身体のクセや内臓環境で常に横隔膜の状態は変化していきます。

簡単にできると思うので横隔膜を日頃から調整していきましょう。

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山川公平⁡
✔︎体軸セラピスト養成®︎育成講師
✔︎体幹パーソナルトレーナー 講師
✔︎体軸ピラティス 監修
✔︎KYS整体代表⁡

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その中で本当に良かったもの、
身体に効果があったものだけを精査し、鍛錬してきました。

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毎年身体を革新し続け、成長の喜びを分かち合っていきたいと思っています。

股関節の硬さ、あなたも悩んでいませんか?

運動習慣がある人、ない人、
ストレッチを日常的に行っている人…
それぞれに、股関節の硬さを感じる人がいます。

股関節が硬い人には2つ原因があります。

その原因のせいで股関節は硬まってしまいます。


そもそも股関節の硬さとは?

・開脚ができない

・長座での骨盤の位置

・歩幅の狭さ

・動作の遅さ

これらの症状を感じている方も多いでしょう。
しかし、実は「股関節の硬さ」に明確な定義は存在しません。

病院で行う検査方法は、特定の筋肉や骨の状態を評価するもので、単純な「股関節の硬さ」を見ているわけではないのです。



では、なぜ股関節は硬くなるのか?

1、運動不足?
  毎日運動している人でも硬さを感じることがある。

2、ストレッチ不足?
  毎日ストレッチしている人でも、硬さを感じることがある。

3、姿勢や骨盤の歪み?
 しかし、これだけが原因ではない。ダンサーのように反り腰姿勢でも180度開脚することができます。


股関節が硬い人の真の共通点

①日常の関節可動域が狭い

②硬くなる筋連鎖で動いている

どちらか改善すれば良いのではなく、
両方を改善しなければ股関節の硬さは無くなりません。

これらの共通点を理解し、身体の使い方を変えることで、股関節の硬さを解消することができます。
変えるために必要なのが「支点揺動」です。


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身体の中心ってどこ?


まず一つ目に挙がるのが「仙骨前」でしょう。
いわゆる物質としての身体の「重心」と呼ばれる場所です。

もう一つ挙げられるのが、「腹」や「腰」、「コア」など総じて「体幹」と呼ばれるところです。


こちらは運動指導をしている人が多く答えるパターンかと思います。
とくにピラティスなんかは腹圧を高めてから動くような指導方法が推奨されています。

このように、身体の中心を考えはじめるとたくさんの意見が出てきます。



身体の中心はたくさんある


まず一つ目の重心ですが、これは「質量中心」といって、いくつかの作用点の平均値として特定の点を割り出した中心点です。


つまり身体の重心というのは、特定の点を中心とした(中心)点の集合体ということです。

さらに、身体を分解してみた時、脚の重さに対しての脚の重心点があり、腕の重さに対しての脚の重心点があります。

このように、物質としての中心だけをみても複数存在していることがわかります。


もう一つの運動面の中心はどうでしょう。
体幹や腹圧を使うと、身体の安定感や力の発揮のしやすさに大きく影響してきます。

では、「肘を曲げる」という動作に着目していきます。
肘関節は蝶番関節なので、単純な曲げ伸ばしをする回転運動です。そのときの中心点は、もちろん体幹や腹ではなく「肘」になります。

さらに、その時の筋肉を見ていくと、屈曲では上腕二頭筋、伸展では上腕三頭筋が働きます。
その筋肉が収縮する際の中心点もあり、収縮の程度や様式によって中心点は移動します。

このように、質量や運動を問わず身体には複数の中心が存在しています。
このことを『多重中心構造』と呼びます。



中心を自在にコントロールする「支点揺動」


スポーツをしていると、当たり負けしたり、フェイントに引っかかったりなど、相手選手に翻弄されるケースがあります。

その要因のひとつに『支点揺動(ようどう)』といって、身体にある無数の中心点を、状況に合わせて使い分けていることが挙げられます。

すべての運動はどこかに支点をつくって身体を動かします。(固定支点)
例えば肩をあげる動作で、肩甲上腕関節・肩甲胸郭関節・胸鎖関節が支点になり、支点を切り替えながら動かしています。

しかし、その支点が1つや2つになってしまうと、肩の動きは悪くなります。
よくいわれる四十肩や五十肩は、支点が肩甲上腕関節のみ、もしくは胸鎖関節との2つになってしまった状態で起きる現象です。

その逆で、スポーツにおいては股関節支点や足関節支点の肩関節の使い方があります。
この使い方を把握できてないと、いくら筋トレでパワーをつけても、力負けしてしまうでしょう。


同じ動作でも支点が多く使えるようになると、
身体の不調は減り、運動能力も上げられます。

「治療」って、病気や怪我などを治すって意味ですけど、なかなか不思議な言葉ですよね。

ちなみに僕ら一般のセラピストは法律の関係で「治療」って言葉は使えないんです。

かわりに「施術」「整体」といった表現をします。
つまり僕ら施術家は不調を「治し」ているわけではないんです。


あなたは、「施術」または「整体」って、何をすることだと思いますか?

今日は、それについて話をしたいと思います。


腿裏の痛みがなくなった!
でも、肉離れは治ってない…


これは僕がみている競技選手に実際起こった話です。

カウンセリングの時にその選手が僕に伝えてきたのが「肉離れ」。肉離れの中でよく発症しやすい部位である腿裏を受傷していました。
松葉杖はついてませんでしたが、歩くだけでも痛みが出る状況でした。
実際に触ってみると、受傷部位は弾力性がなく、かなり柔らかくなっていました。うつ伏せで脚を上げてもらっても収縮が入らず、左右差がかなり出ていました。


そんな状態で、もしあなたが施術家なら、どんなことをするでしょうか?

少し考えてみてください。

・とりあえずアイシングして安静にさせますか?
・テーピングをして筋力補強をしますか?
・受傷部位のせいで起きている代償箇所を整えますか?
・あるいは、高額な治療機材があるから、音波や電気を当てますか?

さて、どうでしょう?
ちなみに、今挙げたこれらのことは「スポーツトレーナー」が学ぶようなことなので、もしかしたら、似たようなことをあなたも考えたかも知れません。


ですが、、、これらは対処療法としての「処置」なので、施術や整体とは、一線を画していると思っています。

実際、これらの方法で痛み自体は一切減りません。
でも、「施術」を受けると、痛みがなくなることがあります。
それはなぜかと言うと、、、

『受傷部位に負担を掛けない身体の状態にリプログラミング、つまり今までとは違う身体の使い方に切り替えているんです。』

そもそも特定の使い方によって腿裏に負担が掛かっていたわけなので、負担が掛からない使い方というのもあります

なので、施術後に歩いたり、片足ジャンプをしても痛みが出なくなったとしても、肉離れという現象は治っていません。僕たちは「治療家」ではないからです。

あなたの周りで「治すことができます」と言っている人がいたら、
その人は嘘をついています。笑


もしこのことを理解出来たらあとは簡単です。
不調が出にくい身体の使い方をひたすら続けていけば良いんです。

でも、
骨格の歪み・内臓の疲労や下垂・筋疲労や癒着
などのせいで、思ったように身体を動かせない。
自分じゃどうしようもできない…

そんな時に僕たちの「整体」が役に立つんです。


たまに、整体を受ければ、「身体の歪みがなくなる」「肩こりや腰痛が治る」といった勘違いされている方がいらっしゃいます。
ですが、そんなことはありません。

人によっては必要な歪みもあります
その歪みも整えてしまうことで不調が起きることもあります。
そして治してはいないので、同じ生活習慣を続けていれば肩こり腰痛は復活します。


だからこそ、僕たち施術家は

1️⃣本来あるべき「身体の使い方」を知る。
2️⃣現状とその使い方の差分を見極める。
3️⃣不調が出ない鍛え方(リプログラム)を知る。


施術家、ないしは整体師と名乗るのであれば、これらをすべてクリアにしてこそ、本物の施術家だと僕は思っています。

過去最高に動ける身体を作り、人生を変えるような知識や情報を提供する


私自身が怪我や痛みに悩んだこともあり、それを克服するために様々な知識や技術を学び、試してきました。その中で本当に良かったもの、身体に効果があったものだけを精査し、精錬してきました。


・日常生活から楽になりたい。
・趣味に没頭できるようになりたい。
・現役で活動できる期間を長くしたい。


そのための身体の向上を目指し、毎年身体を革新し続け、成長の喜びを分かち合っていきたいと思っています。

KYは私Kohei Yamakawaのイニシャルで、SはSports(スポーツ)です。

Sportsは競技や運動を意味し、Sportには娯楽や楽しみという意味もあるので、


身体の動きを良くすることで楽しく過ごせるようにしたい

という想いから、KYS整体にしました。

特長① 不調の原因を特定

運動の癖からくる歪み、姿勢不良からくる歪み、内臓不良からくる歪みなど、症状によって原因は様々です。

TLや音(声)から身体の状態を把握し、表面上からは分からない不調の原因となる場所を取り除いていきます。


特長② 運動の質を向上

痛みが出る身体の動かし方、そして痛みを作らない身体の動かし方があります。

身体の使い方次第で状態はぜんぜん変わっていきます。

芸能やスポーツなど各分野で精通している人が実際に納得している使い方をベースに施術や運動指導をします。


特長③ 豊富な実績

現役シンガーソングライター、元日本代表スノーボード、元日本代表サッカー選手、プロ格闘家、全日本2位フリースタイルフットボール選手など

他にも、数多くの医療専門セラピストに対し講座も開催。